文鳥の視力について

文鳥の視力について

つぶらな瞳が魅力的な文鳥ですが、実は人間よりも優れた色彩感覚や動体視力を備えています。
今回はそんな文鳥の視覚についてご紹介していきたいと思います。

この記事ではこんな事が分かります
  • 文鳥の色彩感覚
  • 文鳥の視野の広さ
  • 瞬膜 ( 第三のまぶた ) について

人より優れた色彩感覚

私たち人間の網膜は赤・青・緑の3色を感じる事が出来る錐体細胞を持っています。
このような色覚を3色型色覚といいます。

また、人以外の多くの哺乳類は赤・青・緑のうちの1色を区別することがほとんど出来ない2色型色覚と言われています。
これに対して、鳥類は赤・青・緑の他に紫外線光を感知できる錐体細胞を持つ4色型色覚で人よりも優れた色彩感覚を持っています。
紫外線を感知することで明暗差や物体の模様の判別などをしている可能性があると言われていいます。

僕たちの見る世界は人間よりも色鮮やかに見えているんだよっ ♪

<strong>ゆきちゃん</strong>

ゆきちゃん

ポイント
  • 人は赤・青・緑の3色を感知できる錐体細胞を持つ (3色型色覚 )
  • 鳥は赤・青・緑の3色に加えて紫外線光を感知できる (4色型色覚)
  • 紫外線光を感知して明暗差や模様の判別をしている可能性があると言われている

文鳥はホントに鳥目なの?

鳥は一般的に鳥目だから暗い場所ではあまり目が見えていないと言われています。
この「鳥目」という言葉は本来は「夜盲症」という病気の意味で使われていますが、文鳥を夜寝かすときに部屋を暗くしておやすみカバーをかけた後でもケージの中で「ガサガサ」と動いている音が聞こえてきたり、餌を食べていることがあります。

また、おやすみカバーの隙間からケージを覗いてみると文鳥と目が合うこともあります。
果たして本当に文鳥は鳥目なのでしょうか?
もし文鳥が鳥目であるとしたら、暗いところで餌を食べ動いたり飼い主と目が合う事はないだろうと思います。
確かに夜間は昼間より視力が落ちているのかもしれませんが、全く見えないという訳でもなさそうなので文鳥は鳥目ではないと思います。
文鳥が鳥目だと思われているのは一般的に鳥全般が鳥目であるだろうと言う勘違いから来ているのではないかと思います。

暗くても案外ちゃんと見えているからね (^^)

<strong>ゆきちゃん</strong>

ゆきちゃん

ポイント
  • 鳥は一般的に鳥目なんだろうという認識から文鳥も鳥目だと勘違いされている
  • 文鳥は暗い所でもある程度は見えていて鳥目ではない

文鳥サーモタンブラー

高速で物体のピント調節を切り替えれる

文鳥を含め多くの鳥の動体視力はとても優れています。
その中でも特に物体の焦点を調節する能力が優れています。

鳥は飛行中に高速で飛び進んでいますが遠くにいる外敵の発見や、近くを飛んでいる昆虫の発見などを瞬時に対応して焦点を対象物に切り替えて行動する事が出来ます。

私たちが普段から使うカメラのオートフォーカス機能で物体のピントを合わせたりするのとは比べ物にならないくらいの早さで物体の焦点を瞬時に調節できるのです。

飛行中も常に周りの状況を気にしながら飛んでいますっ!

<strong>ゆきちゃん</strong>

ゆきちゃん

ポイント
  • 瞬時に物体のピント調節を切り替えす能力が高い

視野が広い

人間が左右の目で同時に見える視野は約120度なのに対して、文鳥は約23度ですので両目の視野は人間のほうが優れています。
しかし、文鳥の目は頭の両側についていることにより全体の視野は約340度です。
これは、真後ろ以外ほとんどの範囲が見えているという事になります。
野生の文鳥は外敵から狙われることが多く弱い立場の生き物です。
そこで、広い視野を活かして外敵の存在になるべく早く気づき自分の身を守っているのです。

また、文鳥の眼球は動かしにくい構造になっていると言われています。
よく文鳥が首を傾げて飼い主の事を見つめる事がありますが、これは気になる物を頭の角度を変えてることによってじっくり見ようとしているところなのです。

このポーズは飼い主さんから好評なんだよね (*^^*)

<strong>ゆきちゃん</strong>

ゆきちゃん

ポイント
  • 文鳥の全体の視野は340度
  • 真後ろ以外はほとんどの範囲が見える
  • 首を傾げて見るのは眼球が動かしにくい構造になっているから

文鳥トートバッグ

瞬膜 ( 第三のまぶた )

文鳥の目には「瞬膜(しゅんまく)」という第三のまぶたが存在します。
私たち人間の目は眼球の上にまぶたがあり、まぶたの上下運動によって眼球に潤いを与えます。

ところが、鳥の目には眼球とまぶたの間に「 瞬膜 」という半透明の膜があります。
この膜が目頭と目じりの間をワイパーのように横移動して開閉します。

また、文鳥はこの瞬膜を自由に動かす事が出来て、瞬膜によって眼球の表面を保護したり汚れを取ったりしています。水に潜る時はゴーグルのような役割を果たします。

この瞬膜は半透明なので、瞬膜を閉じている時も外の様子を見ることが出来てまぶたを閉じなくても眼球を保護しながらと同時に外の様子を確認することが可能です。

目を保護しつつも外の様子を確認出来るという能力は、野生環境で立場の弱い文鳥にとって生き残る為に必要だった術だったのかもしれませんね。

人間にはない瞬膜…
僕たちの目って凄いでしょ~ ♪

<strong>ゆきちゃん</strong>

ゆきちゃん

ポイント
  • 文鳥は瞬膜という第三のまぶたを持つ
  • 瞬膜は半透明なので閉じながらも外の様子を確認できる
  • 瞬膜はワイパーやゴーグルのような役割を果たす

参考にした本

最後に

今回は文鳥の視力についてご紹介させていただきました。
文鳥は優れた色彩感覚や動体視力を持っていて、瞬膜という第三のまぶたを持っていることが分かりましたね。
今後もお役に立てる情報を発信していこうと思いますのでよろしくお願いします。
最後までこの記事をお読みいただきありがとうございました。

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