白文鳥は日本産まれ？ 文鳥のカラーバリエーションを紹介します！

ペットとして人気のある文鳥は東南アジア発祥の小鳥ですが、実はその中でも白文鳥は日本で誕生日した文鳥の変異種なのです。
今回は白文鳥の誕生日についてや文鳥のカラーバリエーションについてをお話していきたいと思いいます。

まずはじめに僕たちの原産地を紹介するよ～♪

ゆきちゃん

文鳥の原産地

野生の文鳥は東南アジア ( インドネシア・マレーシア・フィリピン等 ) に分布しています。
そして、文鳥はインドネシアのジャワ島やバリ島が原産地のスズメ目カエデチョウ科の小鳥です。
スズメ目の鳥は｢フィンチ｣と呼ばれていて、インコやオウムとは分類が異なりクチバシと脚の指の形に違いがあります。

英語名はJava sparrowが一般的ですがJava finchやJava rice sparrowなどのようにも呼ばれる事があります。意味的には｢ジャワ島のスズメ｣となります。
また、学名はPadda Orｙzivoraと呼ばれています。学名の由来は ｢米食い鳥｣ という意味で、原産地の稲作地帯に多く分布しているようです。

次は僕たちのカラーバリエーションを紹介していくね！

ゆきちゃん

文鳥のカラーバリエーション

主な文鳥のカラーは、ノーマル文鳥・白文鳥・シナモン文鳥・シルバー文鳥・クリーム文鳥・桜文鳥です。 シルバー文鳥には色の薄いライトシルバー文鳥、色の濃いダークシルバー文鳥がいます。
また、桜文鳥はノーマル文鳥と白文鳥を掛け合わせた種類です。

ノーマル文鳥以外は人の手によって造られたり突然変異で誕生した品種です。
文鳥のカラーは黒の色素(ユーメラニン)と赤の色素(フェオメラニン)との組み合わせのバランスによって決まります。

文鳥にも色んな種類のカラーがあるんだねっ ♪

ゆきちゃん

白文鳥の誕生

江戸時代末期に、愛知県の武家屋敷で奉公していた大島八重という人物が育てていた複数の文鳥の中に、1羽だけ真っ白な姿をしていた個体がいたのが白文鳥の誕生だと言われています。
その後、その白い姿の遺伝子を持つ文鳥が増えていき、白文鳥という品種として固定されたと言われています。
白文鳥は明治時代に大人気となった文鳥のカラーで、夏目漱石の小説にも登場するほどでした。

白文鳥は強いパイドの組み合わせで誕生した？

白く色が抜けたようになる状態をパイドと言います。
ノーマルの文鳥に白文鳥の遺伝が入ると桜文鳥になります。( 桜文鳥とパイド文鳥は別と考える場合もあります )
パイドが現れる強さや場所によって桜文鳥の見た目が異なっていきます。
パイドが入ることにより、白のまだら模様が桜の花びらみたいに見えるため桜文鳥という名前になったと言われています。

また、パイドがぽつぽつと体に現れて黒と白のまだら模様のように見える文鳥は｢ごま塩文鳥｣と呼ばれることもあります。
白文鳥はパイドの遺伝子をもつ文鳥どうしから突然変異でパイドが全身に強く現れた結果、全てが真っ白になった個体だという説があります。

アルビノという白い姿の文鳥

白文鳥と同じように真っ白な姿をしたアルビノという文鳥がいます。
しかし、白文鳥のように親からの遺伝で真っ白な姿になっている訳ではありません。
アルビノは突然変異で赤の色素と黒の色素が欠如して真っ白な姿になっている為、親の遺伝とは関係がありません。
色素の欠如は目にも現れて、アルビノ文鳥の瞳は白文鳥と違い赤くなっているのが特徴的です。
アルビノは劣性遺伝のため体が弱い個体が多いと言われています。

白文鳥にも2種類の遺伝子型がある？

ペットショップに行くと白文鳥の雛を見かける事があると思います。同じ白文鳥の雛でも、雛の頃から真っ白な白文鳥と雛の頃は少しグレーが入っている白文鳥がいることはご存知でしょうか？

実はこれ、遺伝子に違いがあるのです。雛の頃から真っ白な文鳥は台湾で生じた潜性白遺伝子を持つ白文鳥です。一方、雛の頃は少しグレーが入っている白文鳥は日本の弥富で生じた顕性白遺伝子を持つ白文鳥です。どちらも成鳥の姿に変わりはないですが、交配によって産まれてくる雛への影響には違いが出ます。

シナモン文鳥は？

シナモン文鳥は1970年代にオランダで色変わりの品種として初めて固定されたカラーです。
頭部と尾羽が濃い茶色で体は全体的に薄い茶色をしています。
これは黒色の色素であるユーメラニンをあまり持たずに赤色の色素であるフェオメラニンのカラーが目立つことによって、全身が暖色になっているのです。
この色素の影響で瞳の色も赤になっています。

シナモン文鳥は黒の色素であるユーメラニンをもっていないので、長時間の日光浴が身体に害があるようです。

シルバー文鳥は？

シルバー文鳥は1980年代にヨーロッパで誕生したカラーです。
シルバー文鳥は黒色の色素であるユーメラニンが少ないために、ノーマル文鳥の黒いところがグレーになっている姿です。

黒色の色素の強さによってシルバー色の濃さに違いが出ます。
グレー色の薄い文鳥をライトシルバー、グレー色の濃い文鳥をダークシルバーと呼びます。

最後に

今回は白文鳥の誕生についてとその他、文鳥の種類についてご紹介させていただきました。
今回の記事が皆様のお役に立てていただければ幸いです。

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ゆきちゃん

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